受講生による授業評価

学部 「特殊教育学」(99年度)  講義担当者:真城
 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、群馬大学で利用されていた授業評価の項目を使わせていただいております。

各グラフの数値は「人数」を表します(N=66)


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足
・補助教材(プリント)の利用に関する内容
穴埋め形式のプリントでまとめてあったので、復習したり、勉強するさいにどこが重要なのかわかりやすかった。
テキストの文章を要約したプリントは分かりやすかった。
プリントが分かりやすくて良かった。
プリントが良かった。
先生のプリントに脱帽しました。毎回ちゃんとつくってあってスゴイですね。
プリントだったので復習しやすく先生が話していることを紙に書き取ることができた。また、休んでしまってもプリントがあるのでどこをやったかわかりやすい。
プリントがあってとても復習しやすかった。
とても復習がしやすかった。
プリントは後で見直せるので良いです。
毎回プリントでの学習だったので集中して授業に臨めた。また、虫食い式だったので、今度こそ20点をなどとささやかな目標を持ってがくしゅうできたのも良かったと思う。これで単位が来れば最高。
プリントに部分部分をしているところがやはり分かりやすかった。(まとまっていた)
章ごとにプリントに問題形式でまとめられていた点が復習しやすく良いと思った。
復習もしやすいし、覚えなければならないことが端的にまとめられていてプリント授業は良かった。でも、すこし、あせっくらしくて授業をしていて少し疲れた。
毎回予習・出席をかねてプリントをするので次の授業では内容がよく分かり、良かった。でも、結構簡単なテストだから返されてできていると授業をあまり聞かなくてもいいという気になってしまうことがあった。ごめんなさい。
補助教材としてプリントを使用しましたがこれに対する感想が最も多かったです。
穴埋め式にして、まずは自力で回答してみることによって内容のアウトラインをつかみ、その上で内容に関する解説と補足説明を行いました。
プリントの内容の水準等に関して、改善の余地がありそうです。考えてみます。
・プリントの利用の仕方への要望
出欠表にもなっているプリントを書く時間をもっととって欲しかった。
授業はわかりやすくて良かったと思うがプリントをやる時間がいつも短かったのでもう少し長くして欲しい。
プリントにまとめてもらって良かった。プリントの返却のしかたを学年別において学生が自分で取りに行って先生は授業を進めてくれると良かった。
受けやすい授業ではあったが、プリントを使っていることから単調だったようにも思う。
予習のプリントで出席表にするよりは、きょうの学習終了後プリントを行う方が良いと思う。
出席代わりにプリントというのはとてもいいので点数が関係ないのでしたらマルつけをしないで返却し、授業でマル付けをかねて進めるというのはどうでしょうか。個人的な意見ですが。
プリントへの記入は、解説をする前の週の講義時間の最後に実施する方法をとりました。これは翌週の講義のための「予習の目安」を提示する意味もありました。
予習だけであれば、配布すればよかったのですが、受講生の出席票もかねる位置づけにしたために、講義時間内に実施しました。
限られた時間の使い方について検討してみます。
・授業の意図に関連するもの
他の授業では聞けない特殊教育学の基礎が丁寧に学べてとても良かったです。専門の授業の基礎の授業というのはとても重要なものだと実感しました。
専門的なことをたくさん学べて良かった。
やっている内容ははじめてだし、専門用語も多いので難しいが興味あるせいか勉強した。
障害に対する基本的な知識が私はなかったので私にはレベルが合っていて良かった。
基礎的な知識を洗い直し、付け加える意味でこの授業はとても有効だと思う。養護学校教育を専攻している人ならば必ず知らなければならない知識であるが、学部生の知識はあまりにも低いようだったので、特に学部生には有効であると思う。
特殊で教採を受けたい私にとってはとても役に立つ授業でした。新しい考え方や日本と欧米とのちがいとの話はとくに興味深かったです。
「障害児教育に関する基礎的知識の修得」というこの授業の意図がある程度達成できている様子が示されていました。基礎学習の重要性を理解してもらえたことはなによりでした。
・授業の進め方に関する要望・感想(1)
授業内で予習をするという形を取れたのでいきなり答えを提示するよりも理解への意欲がわいて良かったです。
この授業は答えを自分で考えるという作業をするので説明をただ聞くというよりもしっかり頭にも入り、わかりやすかったです。
時間的にいっぱいいっぱいだった時のこともありましたがひとつひとつを丁寧に詳しく教えて下さったので分かりやすい授業でした。
もっと細かく説明してもらいたいところもありました。
話を聞くだけで暇なときがあった。
予習という意図が理解されていたのはよかったです。
また、まず自力回答をするという方法も理解の一助となっていることが確認されたので、来年度以降にも今年の方式を基本にしてみたいと思います。
ただし、自力回答のための時間をどうするかについてはもう少し考えてみたいと思います。
(調査結果で前の週に目当てを提示しておいても実際に予習をした人が非常に少なかったので)
・授業の進め方に関する要望・感想(2)
板書をもう少しして欲しかった。先生は少し話をするスピードが速いので聞きながら書くのが難しかった。
ゆっくり話して欲しい。視聴覚教材を使って欲しい。
関連のあるビデオなどを見たかったです。講義で一、二回ひとつのテーマを深くお話していただきたかったです。
スライドなどで実際の現場や写真を見せれば実感として理解しやすいかも知れない。
扱う量に対して時間が少ないと思う。
第1・2章あたり妙にゆっくり詳しくやってしまい第11・12章当たりになるとかなり詰めてやったという感じがする。
時間内に終わらせて欲しい。
時間に終わるように進めて欲しかった。
半期の授業で「障害児教育」全般の基礎知識を概説するのは大変です。
最低限の内容に絞ったつもりでも、どうしてもよくばって分量が増えてしまい、結果的に早口になってしまったりしてしまいます。
視聴覚教材の活用も検討してみます。
時間通りに終わらせてほしいとの意見は、短い昼休みの直前の時間帯に講義があるので、できるだけ定刻には終わりたいと思ってはいるのですが・・・・・
・その他の感想
声が聞き取りやすかった。
百聞は一見にしかずだとおもいます。
他の教授が知ってて当たり前と思っていることを丁寧に教えてくれた。
先生の詳しく丁寧だった。とても良かったです。理解につながります。
先生が頑張って授業を進めている姿が印象的でした。
親切だと思った。
丁寧な授業で良かったです。
授業の雰囲気がよかったと思う。
「百聞は一見にしかず」・・・?
これは実践をよくみてみたいという希望の表れだと理解することにします。
学校や社会福祉施設の見学は、「特殊教育調査演習」という授業で実施していますので、そちらもあわせて履修してみて下さい。



 講義の概要


講義の性格
 障害児教育学に関する入門の講義である。半期2単位。
 主として学部の1・2年生を対象としている。
 したがって、講義のねらいとするところは、障害児教育学の専門学習のための「基礎知識の習得」及び「基本的問題への視点の形成」の2点においている。
 取り上げる内容は、障害児教育に関する教育制度及び福祉制度、歴史、各障害種別に整理した教育学・心理学・生理病理学の各観点からの概説である。

使用したテキスト
 石部元雄・柳本雄次編 『障害学入門』 福村出版

授業の進め方
 99年度は、毎回の講義において事前指定したテキストにそって、翌週取り上げる内容に関する穴埋め式のプリントを用意して、自力回答してもらうやり方を採用した。
 この方式を採り入れた主な意図は、翌週の内容のアウトラインを予告することにあった。自力回答させることで、受講生がどのような内容について予習をすることが必要であるのかの目安を立てることができると考えた。
 集めたプリントは、翌週までに全員の回答をチェックし、どのような内容がわかりにくそうであるのかを、講義者(私)があらかじめ把握するようにした。
 また、提出されるプリントは出席票として取り扱った。
 毎回の講義では、プリントを返却して、内容に関する解説と補足説明を中心に講義を行った。

評価
 評価は出席と試験により行った。
 基礎知識の習得状況を確認するための期末試験は、プリントの内容を基本にした。



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sanagi@e.chiba-u.ac.jp