受講生による授業評価

大学院 「障害・特別ニーズ教育特論」(08年度)
特別専攻科 「発達障害児指導V(専修免許コース)」
 講義担当者:真城

 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、これまで私の授業で実施してきた評価項目をもとに作成した演習用の評価項目を使っています。

各グラフの数値は「人数」を表します(N=10)

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足

・授業の内容や進め方について

・障害を固定的ではなく、柔軟にとらえていく考え方をもつことができた。イギリスなど海外の話も聞けて参考になった。子どもの実態をよく把握して、支援していくという基本的なことから特別支援教育全体をとらえたことまで教えていただき参考になった。
・高く、骨太な理念、広い見識等ひじょうに勉強になりました。本当にありがとうございました。

・先生の熱意がとても伝わってきました。授業や説明も丁寧でした。特論なのでよいと思いますが、先生の授業についていくという感じでした。学生と先生のやりとりがもう少しできるとよかったです。

 この授業の意図するところは、今後の特別支援教育を考えていくために、どのような理論的基盤をもつことが適切な方向性を導くのかを考えてもらうことでした。授業の中でも繰り返してきましたように、イギリスの実践が優れているわけではありません。むしろ、たくさんの課題に直面してきました。「なぜ」多くの課題に直面したのか、そして、それをどのような考え方のもとで解決しようとしてきたのか、そうしたことを理解することで、これから私たちが取り組もうとしている実践を考える視点を持つようにしようということです。
 半期という短い講義期間の間に、できるだけ多くの内容を盛り込もうとしたものですから、どうしても私が話すことが多くなってしまったかも知れません。みなさんの知識や考え方が深まってきた段階で、いろいろなディスカッションができるとよかったですね。

・その他の感想

・教室が快適な環境でないのは改善してもらえないのでしょうか・・・?暑くて溶けそうです。先生出演のDVDがよかったです。

 

たしかに・・・。特に最終回は暗幕を閉めてスライドをみましたので、暑かったですね。4号館はもはや建物の電気容量の限界で、これ以上空調をつけることができないのだそうです。将来、改修工事がされるとよいのですが・・・。
 いずれにしてもお金がないことの影響は随所に。教材も自作自演でしたしね・・。




 講義の概要


講義の性格
 「特別ニーズ教育」に関する専門科目。特にイギリスにおける「特別な教育的ニーズ」論の展開を中心に論じた。半期2単位。
 対象は大学院生及び特殊教育特別専攻科(専修免許コース)生。
 講義のねらいは,近年,用語はよく聞かれるようになったものの,その基本概念が正しく理解されていないことが多い「特別ニーズ教育」について,イギリスでの概念の登場から現在までの展開を柱に学習することにより、正確な概念と視点の理解を図ることである。

 対象は大学院生,特別専攻科(専修免許コース),長期研修生。
 講義のねらいは,特別な教育的ニーズ論の基本的な考え方を正確に理解することにおいた。

使用したテキスト・参考書
 主に、『特別な教育的ニーズ論』(真城知己、文理閣)。これに加えて必要に応じて補足資料を用意した。このほか『特別支援教育の争点』(SNE学会編、文理閣)、『特別なニーズと教育改革』(SNE学会編、クリエイツかもがわ)など。

授業の進め方
 講義形式によって進めた。補足資料を中心に、配付資料及び映像教材を用いた。

 評価は、出席とノートの提出によった。



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ご意見などは
sanagi@faculty.chiba-u.jp