受講生による授業評価

学部・特殊教育特別専攻科 「特殊教育学」(05年度)
 講義担当者:真城

 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、他大学のものを参考にして作成し、従来より実施してきた評価項目を使っています。

各グラフの数値は「人数」を表します(N=57)

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足

・説明について
・補充の説明をしっかり行っていただけたので、わかりやすかった。

  できるだけ具体的なイメージをもってもらえるようにと心がけてはいますが、限られた時間の中で十分ではなかった点もあったかと思います。ビデオ等の教材も併せて活用することも検討してみます。
・進め方・ペースについて
・話の脱線が多すぎたがどれも興味深い内容で熱心に聞くことができた。ただ、時間配分はもう少し気にかけてよいのでは
・後半は時間の関係上すごく早くなってしまったので、その部分の補充のプリントが欲しかった。
 基本事項だけに限定しているとはいえ、授業では取り上げられなかった内容がたくさんあります。通年の授業にしてもよいくらいではありますが、限られた時間をさらに有効に使えるようにしたいと工夫したいと思います。
・内容について
・障害学の基本の学ぶ上で充実した授業だった。丁寧に教えていただいてわかりやすかった。
・教採にとても役に立ちました。とても詳しく説明されて、テストでも思い出しやすかった。もっと広い範囲まで勉強したかった。
・特殊教育の入門としてちょうどよかったです。自分のレベルにちょうどよいくらいで。
 採用試験では、奇をてらうような出題はされません。障害児教育に関する専門問題とはいっても、基本をしっかりと学習してきたかどうかが問われるはずです。その意味では、採用試験の受験勉強の役に立つこともあるかもしれませんし、そうした視点からの補足説明もしましたが、あくまでも実際の子どもたちの指導のために教師がきちんと理解しておくべきことの基本を学習するのがこの授業の目的です。各自の問題意識をさらに深めるように学習を続けて下さい。
・補助プリントやスライド・ビデオについて
・プリントが穴埋めでよくまとまっていてわかりやすかった。説明が詳しくて理解しやすかった。
・プリントがわかりやすかった。
・教科書買ったけど、なくても理解できるものでした。
 プリントは、基本中の基本の内容だけしか取り上げられません。「これだけは確実に知っていなければならない最低限の内容だと考えて、テキストや参考書などをさらに学習するようにして下さい」と授業中にも説明しましたが、もう一度そのことを思い出していただければと思います。
・その他の感想
・教室が狭く感じた。
・教室が少し小さいと思いました。
・もう少し席が多い広めの教室にしてほしい。
・教室がもう少し大きいほうがよい。
・教室が広いとよかった(受講人数が多いので)。
・教室が狭かった。
・授業する教室が狭かったです。

・教育実習が重なっており、授業にあまり出席することができなかった。すみませんでした。

・できれば教員採用試験までに一度授業をまとめてほしい。

・教科書を教科書センターにいれてほしかった。買おうと思って注文したら買えませんでした。

・先生の熱心さがとても感じられてよかった。

・先生が見た目が怖そうだったのですが、時折笑える場面がありよかったです。

 たしかに教室は人数いっぱいいっぱいという感じでした。
 昨年度まで、時間割の都合で、入門の授業であるにもかかわらず、この授業を養護学校教員養成課程の1年生が履修することができなかったため、今年から開講の時間帯を変更しました。その結果、本年度は、1年生と2年生が重なったため、少し履修者も多かったのかもしれません。来年度は、受講人数よりもう少し余裕のある教室にしたいと思います。

 3年生での実習になりましたので、副専攻の方たちの中には欠席せざるを得ない日が続いてしまった人もおりました。出席点などで不利益はでないようにしましたが、各自で、あるいはみなさんで、プリントを参考にしながら、復習していただければと思います。

 今年は、少し考えがあって、はじめて教科書の指定をやめました。初回の授業(そして、授業の後半でも)で、「多くの教科書・入門書が出版されているので、自分で読みやすいもの、理解しやすいものを購入してください」とお伝えしました。みなさん、自分で概説書などを購入しましたか?

  見た目が怖そうでしたか?・・・どうしたら良いでしょう・・・??




 講義の概要


講義の性格
 障害児教育学に関する入門の講義である。半期2単位。
 履修者は、学部生、特殊教育特別専攻科と長期研修生・教員研修留学生など。
 講義のねらいは、障害児教育学の専門学習のための「基礎知識の習得」及び「基本的問題への視点の形成」の2点。
 取り上げる内容は、障害児教育に関する教育制度及び福祉制度、歴史、各障害種別に整理した教育学・心理学・生理病理学の各観点からの概説である。


講義の目的
 障害児教育に関する様々な授業を履修する前提としての基本語句・概念を確実に覚えること。


テキスト
 本年度はテキストの指定は行わなかった。(各自で理解しやすいものを購入するように指示)


授業の進め方
 本年度の授業は、休講を除き次のように行った

タイトル

スライド

補助プリント

ビデオ

第1回

オリエンテーション

 

 

第2回

福祉と教育1

 

 

第3回

福祉と教育1(続き)

 

 

第4回

福祉と教育2

 

 

第5回

障害教育と福祉のあゆみ

 

 

第6回

視覚障害・聴覚障害

 

 

第7回

知的障害

 

 

第8回

運動障害(肢体不自由)

 

 

第9回

自閉症・学習障害・AD/HD

 

 

10回

学習指導要領の変遷と現行の学習指導要領

 

 

11回

特殊学級・通級による指導・交流教育

 

 

12回

特殊学級・通級による指導・交流教育(続き)

 

 

13回

(試験)

 

 

 

 補助プリントは,キーワードを穴埋め式にして確認できるようにした形式のものを用意した。
 穴埋め式にしたのは、適切な語句を選択して記入し、補足説明により内容理解を深められるので、基本用語をより容易に習得できると考えたからである。プリントは、基本事項のほか、毎年新しい項目を追加するなどして構成している。

評価
 評価は出席と試験によりに行った。



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ご意見などは
sanagi@faculty.chiba-u.jp