受講生による授業評価

学部 「特殊教育学」(00年度)  講義担当者:真城
 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、群馬大学で利用されていた授業評価の項目を使わせていただいております。

各グラフの数値は「人数」を表します(N=36)


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足
・プリントの利用に関するもの
プリントを使用していたので、好きなときに復習できるし、授業をきちんと受けた「形」が残るのでよいと思う。
ただ教科書を漠然と進めるよりも、ポイントがプリントに示してあるので学習しやすかったと思います。
プリントを使用したことで、要点がまとまっていて理解しやすかった。
プリントにまとめてある内容がすごくわかりやすかった。
 
プリントの利用はおおむね了解が得られているようです。来年度以降も採用したいと思います。
・授業の内容に関するもの
テーマがまとまっていたので、頭の中でも整理しやすかった。説明も十分だった。
概論的な授業は、養学(注:養護学校教員養成課程)でない学科の人にもわかりやすい。
基本的にテキストの柱立てに沿って授業を進めましたので、整理しやすかったものと思います。
・授業の進め方に関連するもの
テキストの内容をプリントで学習するという形式が、知識が身につきやすかったように思う。
テキストに基づいたプリントで選択形式であることがすごくやりやすくよかった。夏休みにまとめて復習したい。
板書でガーッと説明されるより、プリントで問題を解いて答え合わせをする形を取る方が、頭に自然に入りやすく、わかりやすかった。
授業中に時間をとって「学生の解答」→「答え合わせ」をやるのは時間がもったいない。予習の形を取ると、もっと障害について話ができるのでは?
授業前に知りたい障害、わからない障害についてアンケートをとると、先生自身も学生のニーズをふまえて授業ができるのでは?
説明がわかりやすかった。
わかりやすい授業だった。
復習は毎回の授業ごとにもやっていただきたかったのですが、これについてはあまり積極的にはなされていなかったようです。
昨年度は前の回の授業時に予告をかねて行っていましたが、その日にやった方が授業の内容がよく理解できるのでよいとの昨年度の授業評価で寄せられた声を反映させて、今年度はその日に学習する内容は授業の最初に回答させる方法をとってみました。
うーむ。来年度は、事前に配布し、各自にやってきてもらうという方法を採用してみましょうか。少し、考えて検討してみます。
・教材に関すること
ビデオなどを使ってほしかった。
限られた時間とはいえ、やはりビデオなどの視聴覚教材を用いた方が、より理解がしやすくなるので、来年度以降は、このご意見を反映できるように工夫してみます。
・その他の感想
実際に障害をもつ子の親が来てくれるといいんじゃないでしょうか。
休講が多くて残念でした。でも、新しい知識を得、大変興味を持ちました。
教科書をもっと使用してもよいと思った。
先生のにくめないキャラが授業を支えている!?
木曜日はどうしても会議が設定されやすいために、休講や途中で授業を中断せざるを得ないことが重なりました。これは懸案の課題ですが、なにかよい解決方法はないものでしょうか。



 講義の概要


講義の性格
 障害児教育学に関する入門の講義である。半期2単位。
 主な対象は、学部1・2年生。
 したがって、講義のねらいとして、障害児教育学の専門学習のための「基礎知識の習得」及び「基本的問題への視点の形成」の2点に重点をおいた。
 取り上げた内容は、障害児教育に関する教育制度及び福祉制度、歴史、各障害種別に整理した教育学・心理学・生理病理学の各観点からの概説である。原則として内容はテキストにそっておこなった。

使用したテキスト
 石部元雄・柳本雄次編 『障害学入門』 福村出版

授業の進め方
 (基本)
 講義の位置づけや使用テキスト、補助教材としてのプリントの使用は99年度と同じである。
 プリントの内容は、テキストを基本にしているので大幅な修正はないが、新しく追加された事項に関して補足をするようにした(例:学習指導要領の改訂など)。
 (本年度の修正点)
 00年度は毎回の授業の最初にその日の学習内容のプリントを配布して、約20分ほど自力で考えさせ、その答え合わせをしながら補足説明をして授業を進めるという方式にした。

 評価
 評価は出席とレポート課題によって行った。ただし、出席票の提出に不適当な事態が生じてしまったため(実際の出席者よりも出席票の数が多く、再三の指摘にも関わらず繰り返された)、やむなく出席点は低い配点とした。来年度は、出席の取り扱い等について再検討する。



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ご意見などは
sanagi@e.chiba-u.ac.jp