受講生による授業評価

学部・特殊教育特別専攻科 「特殊教育学(19年度入学者は「障害教育概論《、特別専攻科は「障害者教育概論《)《(07年度)
 講義担当者:真城

 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、他大学のものを参考にして作成し、従来より実施してきた評価項目を使っています。

各グラフの数値は「人数《を表します(N=47)


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足

・説明について
 ・補足説明があって、わかりやすかったです。
 ・1年生でもわかるように説明してもらえて、とても分かりやすかったです。

  予習、授業での説明、そして、復習の3回を通じて、この授業の目的である基本用語・概念の正確な理解を図れるように進めるように意識していますが、まだ説明が足りなかったこともあったように感じています。
・進め方・ペースについて
 ・最初の方を丁寧にやりすぎて、最後ダッシュで答え合わせをすることが何回かあったので、最後の方が少し覚えられませんでした。
 ・最初はゆっくり説明がされるけど、後半はしってしまうので時間の配分に気を配って欲しい。
 ・もう少し進度を速くしていただければよかったです。
 ・単調でつまらなかった。話の一文が長すぎて、はっきりしない。
 ・もう少し抑揚をつけて話して欲しい。
 ・話の内容が多少散らばっているように思われました。
 朝一番の授業ですので、最初からとばさずに徐々にペースをあげるようにということは意識しているのですが、確かに最後の方になると駆け足になってしまうこともあったと思います。もっと速くてもよいという方もいるようで、なかなかペース配分は難しいものですね。

 なかなか鋭い指摘。「つまらなかった《というのは申し訳なく思います。
 話の内容が散らばっているというのは、話の趣旨がそれてしまうことがあったということでしょうか。気をつけます。

・内容について
・LD、ADHDについてもう少し詳しく知りたかった。

・先生の広い知識をわけてもらえて、単に用語を覚えただけでなく、歴史や背景についても学ぶことができ、大変有意義でした。
 ・とても熱心に教えていただき、今後の授業、実習などにも役立つ知識、問題意識を持つことができました。
 ・先生の熱意がとても感じられました。覚えるのは大変で(今も苦労してますが)したが、基本だから頑張らなくてはならない、と思えました。具体的に学校でどうすればよいのかの話もためになりました。後期は授業がないので、また来年よろしくお願いします。
 ・専門科目の授業の中で一番ためになる、分かりやすい、とても興味深い授業でした。プリントも分かりやすく、テスト勉強もしやすそうで、とても助かります。先生の話し方もブラックジョーク(?)も楽しくてとてもよかったです。遅刻が多くて申し訳ありませんでした。後期に先生の授業がないのがとても寂しいです。

 この授業は導入の授業ですので、様々な障害について基本知識が獲得できるように内容を構成しています。とはいうものの、たとえば、過日行われた教員採用試験の問題(千葉県:特殊)では、プリントにでている「伝音難聴、感音難聴、混合難聴《について穴埋めが出題されていたようです。基本をきちんと学習していれば、採用試験の準備にも多少なりとも役立つはずです。なお、LD等についての詳しい説明は、後期に北島先生と担当する「発達障害特論Ⅰ《で取り上げますので、そちらを受講して下さい。

 様々な用語の理解は、その背景とあわせて行わないと上手くできないので、特に意識するように気をつけてはいますが、上十分な点もあったかと思います。また、ご指摘いただければと思います。

 後期には、「肢体上自由教育学《や「発達障害概論Ⅰ《などの授業がありますが、1年生では受講ができないということですね?また、来年度ということで。

・補助プリントやスライド・ビデオについて
・プリントの文字がだんだん小さくなって、少し読みづらいことがあった。

 ・事前にプリントを配布して予習ができるのはよかったが、何を使って調べるとか、事典以外の本の紹介をして欲しかった。でも大変わかりやすい講義でした。

 ・先生のプリントの説明がとても分かりやすかったので、授業に集中できました。プリントの中の今年から変わった語句などは、最初から変えて配布して欲しかったです。

 ・最後にプリントを提出すると、その日のうちに復習ができなかったので、できれば回収しないor任意提出にしていただければよかったです。

 見開き2ページの紙幅にどのように内容を詰めるのか腐心していますが、さらに改善の余地ありですね。検討してみます。

 参考にできるテキストなどは、特に指定はしませんでしたが、授業中にも何冊か紹介しましたよね。また、少し大きな書店を探してみれば、自分にとって学習しやすい本も探すことができます。特に、特別支援教育制度が法的根拠を持つようになった時期ですので、多くのテキストが改訂されて書店に並ぶようになっていますので、例年よりも多くの本を見比べることができます。

 復習のことを考えるとたしかにプリントを当日に回収してしまうのは、上手くないですね。なにか別の方法を考えてみます。

・その他の感想
 ・総体的に物事に対する見方を勉強させていただきました。
 さて、授業の中では、それほど大きなお話はできませんので、これはあなた自身が多角的に考える視点をもっていたことを反映しているのだろうと思います。




 講義の概要


講義の性格
 障害児教育学に関する入門の講義である。半期2単位。
 履修者は、学部生、特殊教育特別専攻科と長期研修生・教員研修留学生など。
 講義のねらいは、障害児教育学の専門学習のための「基礎知識の習得《及び「基本的問題への視点の形成《の2点。
 取り上げる内容は、障害児教育に関する教育制度及び福祉制度、歴史、各障害種別に整理した教育学・心理学・生理病理学の各観点からの概説である。


講義の目的
 障害児教育に関する様々な授業を履修する前提としての基本語句・概念を確実に覚えること。


テキスト
 本年度はテキストの指定は行わなかった。(各自で理解しやすいものを購入するように指示)

 補助プリントは,キーワードを穴埋め式にして確認できるようにした形式のものを用意した。
 穴埋め式にしたのは、適切な語句を選択して記入し、補足説明により内容理解を深められるので、基本用語をより容易に習得できると考えたからである。プリントは、基本事項のほか、毎年新しい項目を追加するなどして構成している。

評価
 評価は出席と試験によりに行った。



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ご意見などは
sanagi@faculty.chiba-u.jp