受講生による授業評価

リハビリテーションカレッジ島根「教育学《(07年度)  講義担当者:真城知己
 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、これまで私の授業で実施してきた評価項目をもとに作成した評価項目を使っています。

各グラフの数値は「人数《を表します(N=47)

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足
・説明について
・先生の説明は分かりやすくて、おもしろかったです。今まで幼児のリハビリテーションや障害者の生活について理解してなかったけれど少しわかったし、興味を持つことも出来ました。
・細かい部分まで説明して頂いたのでよかったです。先生はお忙しいので少し心配になりました。お体に気をつけて頑張って下さい。
・説明が理解しやすくてとてもよかったです。
・解りやすかった。でも、少し説明がくどいと感じるところがあった。
・丁寧で分かりやすかったです。
・理解しやすくてよかったです。
・授業は分かりやすい話で理解することが出来ました。
・凄く丁寧に分かりやすく授業していただいて有難うございました。
・先生が僕たちの答えに補足を加えて説明して下さってとてもわかりやすかったです。この授業で得た知識を今後につなげていきたいと思います。
・意見に対してひとつひとつ丁寧に説明されたので、とても分かりやすくてよかったです。ありがとうございました。
・生徒の意見に対してとても分かりやすく説明していただいたので、よかったです。ていねいな授業でした。
・自分の意見や考えに対する先生の助言が良かった。

 今年は、例年以上に「わかりやすかった《との意見を多くいただいたように思います。
 少しはみなさんに聞きやすい授業が出来るようになったということでしょうか。
 小児や障害に関する関心のきっかけになってもらえたのならば、よかったです。
・進め方・ペースについて
・生徒一人ひとりの解答に対してコメントしてくれました。ありがとうございました。
・学生の意見を全て拾って拡げてもらってわかりやすく説明、それに関する情報を提供してもらい、わかりやすかったです。自閉症の子への対応がわかってよかったです。
・答え方がひとりひとりにていねいでよかったです。
・自分が答えた内容に対して先生が話をふくませてまた話をしてくださるのでわかりやすかったです。
・先生がすごい人だと思いました。みんなの意見に対するコメントやそれをもっと具体的に話してられてすごいと思いました。千葉から来て下さってありがとうございました。
・VTRの感想に対して、詳しい説明をしてもらえたので、とても分かりやすかったです。
・学生の意見をちゃんと聞いてくれて、一人ひとりの意見をしっかり評価して下さったので、うれしかったです。いろんな種類の場面を見ることができて知れて、勉強になりました。
・生徒が答えたことに対して、絶対に否定しないところが良かったです。説明を細かく言っておられて、分かりやすかったです。

・授業の内容は、ていねいでよかったと思います。ですが、少し集中しにくい授業スピードだったかもしれません。
・きりがいいのでと、授業を早く終わってくれたり、休憩時間まで授業が延びることもなく、よかったと思います。
・とてもていねいに説明してもらえたのでよかった。
・先生の喋りが上手で、理解しやすかったです。
・説明がわかりやすかった。飛行機で島根まできていただいていることに驚いた。

 この授業では、自分の言葉で話すことを大切にしています。
 みなさんが対象者の方たちと話す際に、相手がどのような説明をすることでわかりやすくなるのか、
あるいは、どうすればポイントを上手く理解してもらえるように説明できるのかは、大切な技術でもあります。
しかし、それは機械的にこういうタイプの人にはこうするというような単純なものではありません。
 だからこそ、自分で感じ、自分で考え、自らの言葉で話すことをこれからも大切にしてほしいと願っています。
 人に関わる仕事に就こうとする以上、相手の視点に立って物事を考えること、それを自分の考えと関連づけながら言葉を返すこと、
その実際を私とのやりとりの中で、少しでも感じ取ってもらえていれば嬉しく思います。

 集中の授業ですので、長い時間にもかかわらず、みなさん授業によく参加してくれていたと思います。
毎回、朝は空港から直行でしたので、始まる時間が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

・内容について
・養護学校に興味を持ちました。説明がていねいでわかりやすかったです。いつも忙しいのに千葉から来て下さってありがとうございました。
・先生がいろいろなことを知っておられて教育学のみならず、その他のことでも勉強になりました。しかし、少し説明が長かったように感じます。
・先生、講義お疲れ様でした。みんな一人ずつコメントを発表して、他の人はこんなところに気づいたんだとか、さらに学習が深まったと思います。先生の話すことがたまに理解できないときがありました。
・わかりやすかったし、ビデオをまぜて授業をしてくれたので、おもしろかったです。ビデオの内容も好きです。

・子どもの理学療法に興味があるので、すごくためになる授業でした。途中、寝てしまってすみませんでした。話し方がアナウンサーみたいでした。

 特別支援学校や社会の中で障害をもって生活することなどについての関心をもってもらえて嬉しく思います。
 専門である理学療法だけでなく、関連する様々な分野についての知識や考え方を、これからもどんどん吸収して幅を拡げていって下さい。

 アナウンサーみたい・・・でしたか???

・補助プリントやスライド・ビデオについて
・いろいろなビデオを見せてもらい、とてもよい勉強になったし、プリントなどを配ってくれたのでわかりやすかったです。ありがとうございました。
・VTRが興味深い内容で、とても考えさせられました。
・ビデオがおもしろく、とても勉強になった。先生は親切で分かりやすかった。
・現在ではなく、年代別にビデオを見せていただきましたので、過去から現在に至るまでの障害者に対する社会の対応、環境の変遷、障害に対する理解などが読みとれ、とてもよかったです。
・スライドでの説明されたものを配布してほしかった。先生の話が上手だった。

・VTRを見ることで障害に対する社会が理解できてよかった。OHPより黒板に書いてくれた方が書き取りができるので黒板にして欲しい。むしろOHPは使わない方がよい。

 授業でもお話ししましたように、今の社会状況の中での「障害《や「障害をもって生活をすること《について、自分の目でとらえていこうとする姿勢を大切にして下さい。

 たしかに、一部配布していなかった内容もありましたね。申し訳ありません。

 最近は、プロジェクタで提示することが多くなっているのですが、それでもこの授業では、できるだけ黒板を使うようにしたつもりでした。まだ、足りなかったでしょうか。

・その他の感想
・わざわざ千葉県から教えに来て下さり、ありがとうございました。

 いえいえ、どういたしまして。千葉にもおいで下さい。その際には遠慮なく連絡を。




 講義の概要


講義の性格
 理学療法士の養成課程における「教育学《の講義。特に肢体上自由教育児への教育における理学療法の役割や連携の必要性などについて取り上げている。集中2単位。
 対象は理学療法学科2年生。
 講義のねらいは,理学療法士として理解しておかなければならない教育,とりわけその必要性を認識するとともに,様々な専門家の連携によって子どもの生活や学習が有効に支援できることを具体的な行動ビジョンをもって意識できるようにすることにおいた。

講義の目的
 1.理学療法士として必要な子どもの教育に関する基礎知識を得ること
 2.日本における障害児教育と福祉制度の概要を知ること
 3.子どもの発達に関わる専門家との連携における自身の役割を考えること
 上記に関して,内容を他者に説明することができるようになるとともに,自らの行動指針を明確に意識できるようにすることをめざす

テキスト
 独自の内容であることから,テキストの指定は特に行わず,必要に応じてスライド,ビデオ,補助プリントを活用して授業を行った。(下表参照)

授業の進め方
 授業の構成は次のように行った

タイトル スライド 補助プリント ビデオ
第1講 理学療法士と子どもの教育    
第2講 福祉教育について    
第3講 「社会《と「障害《について考える1  
第4講 「社会《と「障害《について考える(つづき)    
第5講 障害児教育と福祉の概要1    
第6講 障害児教育と福祉の概要2    
第7講 障害児教育と福祉の概要3   ○   
第8講 肢体上自由児の教育1  
第9講 肢体上自由児の教育2  
第10講 保護者や家族との連携    
第11講 病弱時の教育・重症心身障害児の教育  
第12講 自立活動・個別の指導計画    
第13講 「社会《と「障害《について考える2  
第14講 障害児の医療的ケア・専門家のネットワーク等    
第15講 (試験)      
 プリントは,穴埋め式のものと,自由記述式の項目から構成した。
 穴埋め式のものは,適切な語句を選択して記入し,補足説明により内容理解を深める形式のもので,基本用語の確実な習得が目的である。
 自由記述式のものは,「理学療法士として「教師《とどのような関わりを持ちたいと思いますか《,「あなたが担当する子どもに理学療法のアプローチをするために,「教師《からその子どもの教育に関してどのような情報を得ることが必要だと考えますか(子どもの学校での様子に関して知っておくべき情報は何か)《といった質問に対して自身の考えを記述する形式のものである。これは各自が具体的な行動指針をもって「教師《やその他の専門家との関わりを持つことができるようにとの意図で設定した。

評価
 評価は試験によりに行った。



  もどる

ご意見などは
sanagi@faculty.chiba-u.jp