受講生による授業評価

リハビリテーションカレッジ島根「教育学《(05年度)  講義担当者:真城
 

 授業評価調査の結果      講義の概要




授業評価調査の結果
このページの質問項目は、これまで私の授業で実施してきた評価項目をもとに作成した評価項目を使っています。

各グラフの数値は「人数《を表します(N=44)

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 
 

授業に対する意見(評価点・改善要望点)
受講生からの意見の内容
(原文そのまま記載)
意見をふまえた授業者(真城)の補足
・説明について
・一つ一つの説明がわかりやすかった。
・1つの単語から様々な話をされてすごいと思いました。また,楽しかったです。
・説明もわかりやすかったし、話が楽しかったです☆ VTRもドラマになっていて、おもしろかったしわかりやすかったデス!!3日間1~5限でしんどかったけど、よく理解できました。ありがとうございました!!
・プリントをもとにVTRも混ぜつつ授業を進めてくださったので、進んで授業に参加でき、とても興味のある内容でした。
・細かな説明もあり非常に良かったです。
 この授業は、理学療法士が、他の専門家と関わりながら障害をもつ子どもたちの教育にどのような貢献をすることができるのか、その可能性を知ってもらおうという意図を持って内容を構成しています。
 まずは、障害児教育の内容をしっかりと理解してもらうために、基本の言葉や映像資料も多く用いるように心がけました。グラフを見ると、それでもまだ上足に感じた方もおられるようでしたので、さらに工夫してみたいと思います。

・進め方・ペースについて
・集中的に授業が入っていたので、ケツが痛かった。しかし、授業内容はわかりやすく興味深かった。
・全員にあてるのが良かった。
・自分で何かを考える、感じる授業でした。
・先生は感想とか何を言っても返されたので本当にすごい先生に教えてもらっているんだなと感じました。個性的なクラスで大変だったと思うけど、楽しい授業をありがとうございました▽

・生徒の発言に逐一言葉を返してくださって熱意を感じた。
・わかりやすく、とてもよかったです。

・なんか先生が優しすぎるせいか、話すトーンが一定だった。
・一つの説明が少し長かった。

 過去に、内容を詰め込みすぎて、ペースが速いとの意見を寄せてもらったことがありましたので、今年は、少し内容を精選し、進め方も意識的にゆっくり目にしてみましたが、いかがだったでしょうか。
 今年は、3日間連続の授業でしたので、みなさんも私も大変でしたが、熱心にメモをとりながら受講してくれていた方もいて、嬉しく感じました。
 できるだけ集中して参加できるようにと、全員に意見を聞くようにしたり、自分で考え、自分の言葉で話すようにしてもらうなどの工夫をしてみました。
 「話が長い《「話のトーンが一定《といった点については、以前にも指摘を受けていたことですね・・・相変わらず改善ができていなくて申し訳ありません・・・。

・内容について
・先生はおもしろいし、授業はこれからのことに役立つと思う。
・大変、興味のある話で、聞き入りました。ありがとうございました。
・とてもわかりやすく、いろいろな情報を得ることができた。今、現場における状況などがわかったので、参考にしていきたいと思った。
・重症心身障害のことを学習したかったので、ちょうど良かったと思いました。
・難しい話もありましたが、とても役立つ授業でした。

 できるだけ具体的な例を挙げながら話をするようにしましたが、これからみなさんが臨床の場にでてから思い返してもらえると嬉しく思います。
・補助プリントやスライド・ビデオについて
・VTRを見て意見を述べたり、それに対する解説があったので理解することができて良かったと思う。
・VTRがドラマ風だったので見やすかったです。
・80年代と90年代のVTRを見比べたり比較しやすかったのがよかった。
・ドラマを取り入れたり楽しい授業でした。
・ビデオを見ての授業が良かったです
・ビデオは、とてもわかりやすかったです。とてもいい授業だと思いました。できればテスト前ではない方がもっと集中できたと思います。

・VTRを増やす
・動画が止まらなくなるといいと思う。

 今年はビデオのドラマが興味を引いたようですね。
 それぞれの社会背景を考えながら、「障害《と「社会《について考えることは、現在について考えるからこそ意味があります。ビデオを見ながら考えてもらったことを思い出しながら、現在の私たちの社会について考えてみてください。

 あれでもビデオの量が少なかったですか?
 途中で映像が止まってしまったりする上手際がありましたね。申し訳ありません。

・その他の感想
・リムジンの話がおもしろかったです。
・おとさないでください。
・先生の授業楽しかったです。勉強になりました。3日間ありがとうございました。

・的確であった。
・すごく楽しかったです!3日間で5限もあったけど、意欲的に参加できました。
・わかりやすくて楽しかったです。
・授業も楽しかったけど、先生の話も楽しかったです。
・テスト期間にしてほしくなかった。

 3日間、まったく欠席することなく受講してくれた方もいて、熱心に参加してくれた方たちに感謝しています。

 みなさんの中から、将来、一緒に仕事を通じて関わりがある人が出てきてくれることを願っています。




 講義の概要


講義の性格
 理学療法士の養成課程における「教育学《の講義。特に肢体上自由教育児への教育における理学療法の役割や連携の必要性などについて取り上げている。集中2単位。
 対象は理学療法学科2年生。
 講義のねらいは,理学療法士として理解しておかなければならない教育,とりわけその必要性を認識するとともに,様々な専門家の連携によって子どもの生活や学習が有効に支援できることを具体的な行動ビジョンをもって意識できるようにすることにおいた。

講義の目的
 1.理学療法士として必要な子どもの教育に関する基礎知識を得ること
 2.日本における障害児教育と福祉制度の概要を知ること
 3.子どもの発達に関わる専門家との連携における自身の役割を考えること
 上記に関して,内容を他者に説明することができるようになるとともに,自らの行動指針を明確に意識できるようにすることをめざす

テキスト
 独自の内容であることから,テキストの指定は特に行わず,必要に応じてスライド,ビデオ,補助プリントを活用して授業を行った。(下表参照)

授業の進め方
 授業の構成は次のように行った

タイトル スライド 補助プリント ビデオ
第1講 理学療法士と子どもの教育    
第2講 福祉教育について    
第3講 「社会《と「障害《について考える1  
第4講 「社会《と「障害《について考える(つづき)    
第5講 障害児教育と福祉の概要1    
第6講 障害児教育と福祉の概要2    
第7講 障害児教育と福祉の概要3   ○   
第8講 肢体上自由児の教育1  
第9講 肢体上自由児の教育2  
第10講 保護者や家族との連携    
第11講 病弱時の教育・重症心身障害児の教育  
第12講 自立活動・個別の指導計画    
第13講 「社会《と「障害《について考える2  
第14講 障害児の医療的ケア・専門家のネットワーク等    
第15講 (試験)      
 プリントは,穴埋め式のものと,自由記述式の項目から構成した。
 穴埋め式のものは,適切な語句を選択して記入し,補足説明により内容理解を深める形式のもので,基本用語の確実な習得が目的である。
 自由記述式のものは,「理学療法士として「教師《とどのような関わりを持ちたいと思いますか《,「あなたが担当する子どもに理学療法のアプローチをするために,「教師《からその子どもの教育に関してどのような情報を得ることが必要だと考えますか(子どもの学校での様子に関して知っておくべき情報は何か)《といった質問に対して自身の考えを記述する形式のものである。これは各自が具体的な行動指針をもって「教師《やその他の専門家との関わりを持つことができるようにとの意図で設定した。

評価
 評価は試験によりに行った。



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ご意見などは
sanagi@faculty.chiba-u.jp